ミャンマーの交通
国内交通
<飛行機>
国内20カ所以上に地方空港があり、ヤンゴン国際空港を起点に結ばれています。ヤンゴン―バガン間で約1時間20分、ヤンゴン―マンダレー間で約1~2時間ほどで、旅行者の主要な交通手段になります。国内の航空会社のフライトは運行状況が流動的だったり、直前のキャンセルや変更も多いので注意を。
<鉄道>
ミャンマー国鉄が運営する鉄道が国土の広範囲に通っており、客席は1,2等の2クラスに分かれています。揺れが大きいため乗り心地はあまりよくなく、時間もかかるため、長距離移動には不向き。寝ながら移動できる寝台列車は夜行バスよりも楽で、比較的人気です。
<長距離バス>
長距離バス網が全土をくまなく結んでおり、バスの車内はエアコンも利いて比較的快適。全席指定なので、立ちっぱなしの移動や狭いスペースに押し込められる心配もありません(路線によっては全席指定ではない場合もあり)。ヤンゴンにはふたつの主要な長距離バスターミナルがあります。
<船>
いくつもの大河が流れるミャンマーでは、その川の流れを利用した交通機関が発達しています。特に旅行者に人気なのが、エーヤワディー川の水上を進み、バガンとマンダレーを結ぶ観光船。所要10~11時間ほどで運行しています。
市内交通
<タクシー>
都市部を中心に、便利な移動手段となっています。屋根の「TAXI」の表示と、赤色のナンバープレートが目印。ミャンマーのタクシーはメーター制ではなく交渉制で、乗車前に行き先を伝えて値段を交渉します。最低1000Kからで、夜間は割増料金に。ホテルなどで相場を聞いておくと良いです
<配車サービスアプリ>
ヤンゴンなどの都市部では、配車サービスのアプリ利用が普及しています。「グラブ(Grab)」が一般的で、事前にアプリのダウンロードと、オンライン決済にはクレジットカードの登録が必要です。
<バス>
ヤンゴンに住む人々にとって最も一般的な交通手段が路線バス。2017年に導入された新システム・YBS(Yangon Bus Service)によって、バス交通網の利便性が大きく改善されました。ただし路線は複雑でミャンマー語の表示しかない停留所もあるため、旅行者が使いこなすには慣れが必要です。料金は一律200K(一部300K)でお釣りは返されないため、あらかじめ用意しておきましょう。
<サイカー>
自転車の横に2人乗り分の座席を背中合わせに付けたユニークな乗り物。走行できるエリアは限られるため、近場での利用としましょう。料金は交渉制で500K前後から。