ラオスの世界遺産

ルアンパバーンの町
文化遺産

ワット・シェントーン
朝の托鉢風景

首都ビエンチャンからメコン川を遡ることおよそ400キロメートル。現在のラオスの基礎となるランサーン王国(1353~1779年)の都として栄え、80もの寺院が建設された古都ルアンパバーン。王朝時代に花開いた華麗な仏教文化の足跡が残ることから、世界文化遺産に登録されています。

また、伝統的な建物と、19世紀から20世紀にかけてフランスの保護領だった時代に建設された洋風建築とがとけあい、独特の雰囲気を持つ町です。保存状態もよく、ふたつの異文化の混在がユニークです。寺院が多いため、早朝には托鉢する多くの僧侶の姿を見ることができます。

ワット・プーとチャンパサック文化圏内の関連遺跡
文化遺産

パクセから南へ45キロメートルほど下った場所にある、ラオス最大の宗教遺跡。5世紀に一帯を征服したクメール人が築いたヒンドゥー教寺院跡です。非常によく保存されていて、自然と人間の関係をヒンドゥー教の観点から表すように造られていて、山頂から川岸までの軸線を利用して10キロ以上に及ぶ範囲の寺院、祠、灌漑施設などの幾何学的な配置を決めています。

メコン川両岸にある計画的に造られたふたつの都市と、プー・カオ山もその一部です。この一帯の建造物は5~15世紀に建設されたもので、クメール様式のものが主流です。

シエンクワン県の巨大石壷群-ジャール平原
文化遺産

ラオス中央部の高原に位置するジャール平原は、鉄器時代の葬儀に使用された2,100以上の巨大な石壷(stone jars)からその名前が付けられました。遺跡群を構成する15の要素には、紀元前500年から西暦500年までに石から作られた大きな壷、石製の円盤、副次的な墓、墓石、採石場、そして副葬品が含まれています。これらは、鉄器文明の最も重要な遺跡で、西暦500年ごろに文明が消滅するまで使用されていました。

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