タイの交通

国内交通

<飛行機>

バンコクを起点に国内各所を結ぶ航空路線があります。バンコク発で便数が多いのはプーケット、チェンマイで、地方都市間の路線もいくつか運航されています。出発の際はスワンナプ-ム空港かドンムアン空港のどちらか事前に確認しましょう。

 

<鉄道>

タイ国鉄が運行する主要路線の北線、南線、東線、東北線の4つが国内の主要都市を結んでいます。チケットは駅構内の窓口、旅行会社、タイ国鉄のウェブサイトで、60日前から購入ができます。列車は特急、急行、快速、普通の4種類があり、車両は1~3等の3種類です。夜行列車の場合は寝台車もあります。バンコクのターミナル駅は、ファランポーン駅(クルンテープ駅)が最大の駅で、その他にトンブリー駅やウォンウィエン・ヤイ駅があります。

 

<長距離バス>

タイ全土の都市間を結ぶ長距離バスが多数運行しています。通常はバスターミナルへ行き、チケットを購入してから乗車します。長距離を走る大型バスの場合、大きく分けて4種類の等級があり、車体の豪華さやエアコンの有無で料金が異なります。バンコクでは行き先方面別にバスターミナルが異なり、北バスターミナル(モーチット・マイ)、東バスターミナル(エカマイ)、南バスターミナル(サーイ・タイ・マイ)があります。

市内交通

<BTS(スカイトレイン)>

バンコク中心部を走る高架鉄道。スクンヴィット線、シーロム線の2路線があり、サイアム駅で接続されています。運転時間はおおむね朝5時30分~深夜0時。乗車には駅の切符売り場で1回券、1日券、またはプリペイドカード(ラビットカード)を購入します。初乗りはB16で、乗車距離により加算されます。駅構内や車内での飲食は禁止されています。

 

<MRT(地下鉄)>

バンコク中心部を走る地下鉄で、ブルーラインとパープルラインの2路線があります。2線はタオプーン駅で接続されているほか、各所でBTSとの接続もあります。運転時間は朝6時~深夜0時くらい。乗車券はトークンタイプの1回券、またはプリペイドカード(ストアバリューカード)を駅で購入します。初乗りはB16で、乗車距離により加算されます。

※BTS、MRTともに延伸工事が続いています。利用時は現地で最新の路線図などを確認ください。

 

<タクシー>

都市部ではかなりの台数が走っています。上部に「TAXI METER」と表示してあるものがメーター制、「TAXI」とのみ表示されているのが交渉制で、現在バンコクではほとんどがメーター制です。路上や、一部で設置してあるタクシー乗り場で手を挙げて停めて乗車します。メーター制の場合でも、乗車したらメーターが作動しているかを確認しましょう。

 

<配車サービスアプリ>

バンコクや比較的大きい都市では、配車サービスのアプリ利用が広く普及しています。「グラブ(Grab)]が一般的で、事前にアプリのダウンロードと、オンライン決済にはクレジットカードの登録が必要です。

 

<バス>

バンコク市内の路線バスはルートも種類も多く、人々の便利な交通手段となっています。旅行者にはある程度の慣れが必要でしょう。乗車の際はバス停に立ち、目当てのバスが来たら手を挙げて乗車。降車するバス停が近づいたら車内のブザーを鳴らします。路線は番号で区別されていて、料金は車種により決まります。料金は車内で支払いとなるので、小額紙幣か硬貨を用意しておきましょう。

 

<トゥクトゥク>

屋根付きの3輪タクシーで、タイらしい乗り物として観光客に人気です。小回りが利くので街なかの移動に便利ですが、長距離には向きません。料金は交渉制で、市内移動ならB40~200程度です。地方都市ではタクシーと同様に活躍しています。

 

<ソンテオ>

ピックアップトラックや中型トラックの荷台を改造したもので、10名前後が乗車できる乗り合い自動車。地方都市で活躍しています。おおむね運行エリアが決まっているので、行き先を確認してから乗車。下車する際は座席の紐を引っ張るか車内のブザーを鳴らすなどして運転手に知らせます。料金は地域により定額制と交渉制があります。

 

<リバーボート>

道路の渋滞が激しいバンコクでは、水上交通が市民の足として活躍しています。チャオプラヤー川を往来する「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」のほか、対岸への渡し船や細い運河を走る路線もあります。

タイ
BACK TO TOP