通貨はチャット（K）。補助通貨としてピャーもありますが、現在はほとんど使われていません。一般的に流通している紙幣は、50、100、200、500、1000、5000、1万Kの7種類です。

USドルからチャットへの両替が主流で、空港やホテル、銀行などで両替可能。日本円を両替できる場所は限られるため、旅行者向けのレストランなどでも使用できるUSドル札を用意しておくと便利です。折り目や汚れが付いた紙幣は、両替を断られたり、レートが悪くなる場合があるので注意しましょう。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを利用したATMでのキャッシングや引き出しも、都市部では広く普及しています（クレジットカード会社との契約条件、手数料など事前に確認をし、必要な手続きをしましょう）。

チップの習慣はないので基本的には不要ですが、高級ホテルやレストランでは、サービスを受けたら担当者に渡すのが一般的です。

＜ミャンマーから日本へ＞
国際電話識別番号00＞日本の国番号81＞市外局番の最初の0を取った番号＞先方の電話番号
＊日本から持参した携帯電話から日本の電話番号にダイヤルをする場合は、国内と同様にかける（別料金が加算されます）

＜日本からミャンマーへ＞
ミャンマーの国番号：95　
各社の国際識別番号＞国際電話識別番号010＞ミャンマーの国番号95＞市外局番の最初の0を取った番号＞先方の電話番号
＊携帯電話からは、「０」を長押しして「＋」を表示してから、国番号のダイヤルでも通話可能

都市部や主な観光地のホテルはWi-Fiを無料で提供しているところがほとんどで、多くのレストランやカフェにもWi-Fiサービスが導入されています。場所や通信状況によっては通信速度が遅く、不安定であることも。ほかに以下のようなサービスを利用するのが一般的です。
‐日本で利用している携帯電話会社の海外定額パケットサービス
‐Wi-Fiルーター（ポケットWi-Fi）のレンタル
‐現地SIMカードの購入（携帯電話の設定に諸条件あり）

おもに220～240ボルト、50ヘルツ。コンセントプラグの形状は2つ穴のB タイプもしくは3つ穴のB3タイプが一般的なため、変換プラグを準備しましょう。日本と同じ平形のAタイプを使えるところもあります。日本の100ボルト仕様の電化製品を使用する場合には変圧器が必要です。スマートフォンやカメラの充電器など、100V-240Vの表示がある電化製品はそのまま使用することができます。

水道水を飲むのは避けて、飲料にはミネラルウォーターを利用します。

ミャンマーのトイレは「和式スタイル」と「洋式」の両方があります。旅行者が利用する施設は洋式トイレがほとんどで、違和感なく快適に利用できるはずです。

用が済んだあとは水を使って洗うのが現地の習慣で、トイレの横にシャワーや水桶が用意されています。ローカルな場所ではトイレットペーパーが備え付けられていない場合が多いので、常にティッシュペーパーを持参した方が安心です。

また、いずれのスタイルのトイレも、使用したトイレットペーパーは便器に流さないのが一般的。トイレ個室内にゴミ箱がある場合は、そちらに捨てるようにしましょう。

ミャンマーと日本の時差はマイナス2時間30分。日本が正午のとき、ミャンマーは午前9時30分。

おおむね雨季、乾季、暑季の3つの季節に分かれますが、南北に長いミャンマーは地域により大きく変わるので注意。北部が温帯、中部から南部が熱帯、西部が乾燥地帯になります。

＜雨季＞6～10月ごろ

どんよりとした雲空の日が続き、湿度が90％を超えることも珍しくありません。激しいスコールが1～2時間続くこともあり、なかでも、南部に位置するヤンゴンの降水量は飛び抜けて多いです。

＜乾季＞11～2月ごろ

ミャンマー観光のベストシーズン。空気が乾燥した晴天の日が多く、比較的快適に過ごせます。東北部や北部の高原地帯は朝晩の寒暖差が大きいため、長袖の上着を持参すると安心です。

＜暑季＞3～5月ごろ

徐々に気温と湿度が上がってゆき、4～5月になると一年で最も気温が高い時期に入ります。特にバガンやマンダレーなど内陸部の日中は、町を普通に歩くのも大変なほどの激しい暑さに。乗り物を利用してできるだけ体力の消耗を抑え、こまめに水分を取るようにしましょう。

ミャンマーでは外国人が訪問できる地域は制限されており、主な観光地の治安はおおむね良好。ただし、スリや置き引きなど軽犯罪には注意が必要です。また、政治的、宗教的なデモや集会が発生することがあるので、事前に現地の最新情報を確認するようにしましょう。

・国民の多くが仏教徒であるミャンマーでは、僧侶には大きな敬意が払われています。僧侶より低い位置に座る、目の前を横切らないなど、敬意を持った行動に努めましょう

・女性は僧侶の袈裟や体に触れないよう気をつけましょう。

・人の頭は神聖なものとされているので、頭をなでたりすることは慎みましょう。

・足の裏は不浄とされているので人や仏像に足の裏を向けないように。

・寺院やパゴダを訪問するときには身だしなみに気をつけ（肌の露出の多い服は避け）、帽子と靴を脱いで参拝しましょう。

・人前で大声を出したり、怒りを表現するのは避けましょう。クレーム等がある場合、冷静にかつしっかりと伝えるほうが効果的です。

・軍事施設などは撮影禁止です。

詳細はこちら　（日本アセアンセンターホームページ）

＜日本＞

・ミャンマー連邦共和国大使館
電話03-3441-9291
www.myanmar-embassy-tokyo.net/

・外務省 海外安全ホームページ
www.anzen.mofa.go.jp

＜ミャンマー＞

・警察:電話199

・ツーリストポリス:電話01-379991

・消防:電話191

・在ミャンマー日本国大使館（ヤンゴン）
電話01-549644~8
www.mm.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html