ホーチミンのメインストリート、ドンコイ通りの北端に佇む「聖母マリア教会」から散歩をスタート。フランスから運ばれたという赤レンガを用いたネオゴシック様式の建物は、1880年に建設されました。高さ約60メートルの2つの尖塔が美しく、サイゴン大教会とも呼ばれています。建物内部に飾られたステンドグラスも見事。

聖母マリア教会の斜め向かいに位置するのが「中央郵便局」。鮮やかな黄色の外観が特徴です。現在も郵便局として使われていて、旅行者も自由に中に入ることができます。天井はヴォールトと呼ばれるアーチが美しく、壁にはかつてのホーチミン市周辺の地図などが描かれています。建物内の一角には売店があり記念切手などを販売しています。床のタイルもきれいなのでお見逃しなく！

最後の目的地である「ホテル マジェスティック サイゴン」は、ドンコイ通りの南端にあります。創業は1925年という、ホテル コンチネンタルサイゴンと並ぶクラシックホテル。ベトナム人が経営するホーチミン初の5つ星ホテルとして知られ、世界中のVIPから愛されています。

これまでに改築は行われていますが、シャンデリアやステンドグラスなどの豪奢な装飾は建設当時の面影を残しています。サイゴン川の夜景を一望できるルーフトップバーは宿泊者以外も利用できるので、ぜひ足を運んでみて！

日没からは建物がライトアップされ、昼間とはひと味違った美しさに。ライトアップは22～23時頃まで行われるので、ディナーの帰りにホテルまで歩いて散策すれば、幻想的な夜景を楽しむことができます。

ドンコイ通りを中心に、美しいコロニアル様式の建物が点在するホーチミン。周辺はカフェやショップも多数あるので、休憩しながら街を散策するのがおすすめです。