古都の風情を満喫!
ハノイ旧市街でしたい5つのこと
ホアンキエム湖の北からドンスアン市場までが、ハノイ旧市街。かつてタンロン城(ハノイ城)の城下町として発展し、職人街が形成されました。現在も職人街の名残である問屋が軒を連ね、歴史的建造物保存地区に指定されています。
旧市街の通り名はハンボー通り(かご)、ハンバック通り(金属)、ハンザ通り(皮革)など品物の名前になっており、一つの通りに同じ品物を扱う店がいくつも並んでいます。
地元の人々が買い物をする商店のほかにカフェや雑貨店などもあり、散策が楽しいエリアです。
ドンスアン市場でショッピング
旧市街の北端に位置する「ドンスアン市場」は、食品から雑貨までなんでも揃う3階建ての巨大な市場。通りに面した外周には、ドライフルーツやかご製品などお土産品を扱う店が多数。建物の中心にある噴水の周りにも、ベトナムの伝統雑貨の店があります。
山積みになっている商品は数百円ほどのプチプラ商品も多いので、バラマキ土産の調達にもってこい。定価がないので、交渉次第でさらにお得にゲットできるかもしれません。ハノイ近郊のバッチャン村で作られる伝統の陶器、バッチャン焼きの種類も豊富です。
たくさんの商品があるのでじっくり買い物したいところですが、建物内はエアコンがないのでかなりの暑さとなることも。 1階にジューススタンドがあるので、水分補給をしながら楽しみましょう。
問屋街を歩いて雑貨ハント
旧市街はかご製品に銀細工、お菓子、衣類など、通りによって扱う品物が異なる問屋街になっています。問屋といっても、バラ売りに対応してくれる店も多いので、お土産探しにも最適。
刺繍雑貨や布製品が買えるハンガイ通り、靴・サンダル店が軒を連ねるハンザウ通り、カラフルなキッチン用品が揃うハンコアイ通りなどは、お土産にぴったりのアイテムが見つかるのでおすすめです。
ローカルグルメに挑戦!
旧市街には地元の人々が御用達にするグルメ店が多数! 店内でゆっくり味わえるレストランもありますが、通りに置いたテーブルとイスで食事するローカルスタイルの店が多いのが旧市街の特徴です。
ハノイは牛肉のフォーの本場だけあり、人気のフォー専門店が点在。ランチ時にはバイクで訪れる地元の人々で行列ができることも。
街歩きに疲れたらジューススタンドへ。ベトナム風ぜんざいの「チェー」や、フルーツスムージーの「シントー」の店が多く、店先に並んだプラスチックのイスでひと休みできます。
ほかにもベトナム北部の郷土料理、ブン・チャー(米粉麺のつけ麺)やブン・ダウ(米粉麺と揚げ豆腐)など、ランチにぴったりの定食形式のお店もあり、がっつり系からおやつ系までバリエーション豊富なのが、旧市街グルメのうれしいところ。
くつろぎカフェでひと休み
旅行者に人気の旧市街には、近年おしゃれなカフェも急増中です。歴史ある古い建物をリノベーションした店内で、蓮茶やジャスミン茶などの伝統茶を味わったり、マンゴープリンなど南国フルーツを使ったスイーツでビタミン補給をしたり。セレクトショップを併設するカフェもあり、人気を集めています。
観光スポットをチェック
旧市街の北東にある「東河門(ドンハー門)」は、旧タンロン城に築かれた城門のひとつで現存するのはここだけです。1873年にこの門からフランス軍が侵攻したと言われています。
「マーマイの家」は、19世紀の古民家を復元・保存したもの。中国風の木造建築の内部を見学できるほか、1階には伝統工芸雑貨を扱うショップがあり、買い物も楽しめます。「カーチュー」と呼ばれる伝統音楽の演奏会が人気です。
また、旧市街には小さな中国寺院も点在。「白馬最霊祠(バックマー祠)」は1000年以上の歴史があると言われ、ハノイの守り神である白馬神を祀っています。
古都らしい街並みが魅力のハノイ旧市街では、買い物からグルメ、観光まで1日中楽しめます。日没後はナイトマーケットも開催されます。