ASEANへのやさしい旅50
-シンガポール編ー
ASEANへのやさしい旅 50 について
日本ASEAN友好協力50周年を記念して、 ASEANへのやさしい旅 50のアイデアをご提案します。政府観光局のご協力をもとに、東南アジアの「やさしい」コンテンツを、「知る・感じる」「遊ぶ」「泊まる」「食べる」「買う」などのカテゴリーに分けてまとめました。ASEANの魅力を新たな視点で発掘してください。
知る・感じる/ 壮観な植物園で近未来のサステナビリティに触れる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」
マリーナ湾のウォーターフロントにある、最新テクノロジーを駆使した近未来型植物園。南極大陸を除くすべての大陸から2200種、50万本もの植物が集結し、5大陸の植物や花々が彩る「フラワー・ドーム」は世界最大のガラス温室としてギネス世界記録に。
高さ25m~50mもある人工巨木が林立する「スーパーツリー・グローブ」、空中庭園のような「フローラル・ファンタジー」、海抜2000mから植物を集めて雲霧林を再現した「クラウド・フォレスト」など見どころ満載な園内を巡りながら、アトラクションも多彩に楽しめます。夜には園内全体がライトアップされ、光と音のショータイムも幻想的な空間を演出。電力源も地球にやさしいグリーンエネルギーで供給されています。
遊ぶ/手付かずのサンクチュアリ「ウビン島」でサイクリングを愉しむ
手付かずのジャングルと野生動物のサンクチュアリが広がるウビン島は、発展著しいシンガポールとはまるで別世界。島内をサイクリングやハイキングで自由気ままに散策しながら、一味違ったシンガポールの一面を楽しめます。10㎢の小さな島ですが、歩いて回るより自転車を借りてサイクリングに出かけるスタイルが人気。
おすすめは島の東側に広がるチェック・ジャワ湿地を目指すコースで、鬱蒼とした熱帯雨林やマングローブの密林、湖といった大自然が心を潤してくれます。途中には高さ20mの展望台から大自然を一望したり、ビーチでは海の上にまっすぐに伸びる桟橋や遊歩道をのんびりお散歩。西側には本格的なマウンテンバイクコース、北側には上級者向けコースもあり、その他キャンプやカヤックなどのアウトドアを楽しめます。
泊まる/都会のオアシス「パンパシフィック・オーチャード・シンガポール」で優雅なステイを
緑溢れるガーデンシティを象徴するような、ラグジュアリー&サステナブルなリゾートホテル。2023年6月にオープンしたこのホテルは、美しい森に包み込まれるような都会のオアシス。
たっぷりの日差しが降り注ぐ壮観なガーデンに出迎えられるだけで心身の力みがふっと緩み、客室からも緑豊かな街並みを一望。近未来都市にいながら、優美な自然に癒される滞在が叶います。
オイスター&シャンパンバーや地中海料理など国際色豊かなレストラン、旅の疲れをリセットしてくれるラグジュアリースパも至福のひととき。施設はグリーンシティにふさわしく、脱炭素や環境にも配慮されています。
食べる/伝統へのオマージュを込めたイノベーティブ・キュイジーヌ「ラビリンス」
伝統的なシンガポール料理をイノベーティブな創作料理に仕立て、ミシュラン一つ星を獲得した名店。食材は徹底して国内産にこだわって厳選し、料理はどれもシンガポールの伝統料理やローカルフードをオマージュしたもの。
たとえばシンガポールのソウルフード、海南鶏飯(チキンライス)やチリクラブも本質の味はそのままに、姿かたちは面影がないほど独創的にアレンジ。何をオマージュしているかわかるように、料理には写真入りのポストカードが添えられています。ディナー・ランチともおまかせコースが基本、シンガポールグルメの奥深さと、クリエイティブなフュージョン料理を贅沢に味わえます。
●やさしいポイント●
ローカルフードと食文化を楽しむ、地産地消に貢献
買う/シンガポール人にとってのソウルフード「カヤジャム」
マレー語で「濃厚」を意味する「カヤ」という名前どおり、濃厚な甘みと香り豊かな味わいが人気のカヤジャム。シンガポールではカヤトーストが朝食やブランチの定番で、地元の人たちが愛してやまない伝統食。外国人観光客にもファンが多く、一度食べたら虜になると評判です。
カヤジャムはココナッツミルクとヤシ砂糖、卵を煮詰めたあと、パンダンリーフで色と香りを添えて作られます。「東洋のバニラ」の別名を持つパンダンリーフは独特の甘い香りが特徴的。ココナッツミルクの風味と合わさったまろやかな甘みが、カヤジャムの美味しさを引き立てます。スーパーやカヤトースト専門店で種類は豊富に揃い、シンガポールの最高級ホテル「ラッフルズ・ホテル」のカヤジャムはお土産にも喜ばれています。
●やさしいポイント●