ASEANへのやさしい旅50 
-シンガポール編ー

ASEANへのやさしい旅 50 について

 

日本ASEAN友好協力50周年を記念して、 ASEANへのやさしい旅 50のアイデアをご提案します。政府観光局のご協力をもとに、東南アジアの「やさしい」コンテンツを、「知る・感じる」「遊ぶ」「泊まる」「食べる」「買う」などのカテゴリーに分けてまとめました。ASEANの魅力を新たな視点で発掘してください。

 

2024.01.23

知る・感じる/ 壮観な植物園で近未来のサステナビリティに触れる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」

@Singapore Tourism Board
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マリーナ湾のウォーターフロントにある、最新テクノロジーを駆使した近未来型植物園。南極大陸を除くすべての大陸から2200種、50万本もの植物が集結し、5大陸の植物や花々が彩る「フラワー・ドーム」は世界最大のガラス温室としてギネス世界記録に。

高さ25m~50mもある人工巨木が林立する「スーパーツリー・グローブ」、空中庭園のような「フローラル・ファンタジー」、海抜2000mから植物を集めて雲霧林を再現した「クラウド・フォレスト」など見どころ満載な園内を巡りながら、アトラクションも多彩に楽しめます。夜には園内全体がライトアップされ、光と音のショータイムも幻想的な空間を演出。電力源も地球にやさしいグリーンエネルギーで供給されています。

●やさしいポイント●
 
グリーンシティの魅力と可能性を体感する
 
緑美しい街並みに魅かれて、多くの旅行者が訪れるシンガポール。政府は環境保全や緑化政策に力を入れ、この植物園にもサステナブル技術が凝縮されています。スーパーツリー・グローブは太陽光発電の役割を担うと同時に、雨水を受け止める仕組みも。太陽光やバイオマス発電による電力は園内施設や夜間ライトアップ&ショーで利用され、集めた雨水も植物たちへの水供給に利用。持続可能な循環システムがさまざま体現されています。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ Gardens by the Bay

遊ぶ/手付かずのサンクチュアリ「ウビン島」でサイクリングを愉しむ

@Singapore Tourism Board
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手付かずのジャングルと野生動物のサンクチュアリが広がるウビン島は、発展著しいシンガポールとはまるで別世界。島内をサイクリングやハイキングで自由気ままに散策しながら、一味違ったシンガポールの一面を楽しめます。10㎢の小さな島ですが、歩いて回るより自転車を借りてサイクリングに出かけるスタイルが人気。

@Singapore Tourism Board
@Singapore Tourism Board

おすすめは島の東側に広がるチェック・ジャワ湿地を目指すコースで、鬱蒼とした熱帯雨林やマングローブの密林、湖といった大自然が心を潤してくれます。途中には高さ20mの展望台から大自然を一望したり、ビーチでは海の上にまっすぐに伸びる桟橋や遊歩道をのんびりお散歩。西側には本格的なマウンテンバイクコース、北側には上級者向けコースもあり、その他キャンプやカヤックなどのアウトドアを楽しめます。

●やさしいポイント●
 
シンガポールの秘境で遊ぶ、原風景に触れる
 
現在のマリーナベイ界隈は大勢の人で賑わっていますが、約200年前は湿地に覆われた島だったシンガポール。そんな建国以前の原風景を残す貴重な場所がここ、ウビン島です。19世紀初め頃から花崗岩の採掘場として栄えた名残りも残っていますが、何より生態系の豊かさが魅惑的。山奥に入らずとも、サイクリングの途中に野生のサルやイノシシ、マレーオオトカゲや幻の鳥ヤイロチョウなどにばったり遭遇なんてことも。そんなときは動物たちにストレスを与えないよう、そっと観察を。

泊まる/都会のオアシス「パンパシフィック・オーチャード・シンガポール」で優雅なステイを

@WOHA
@WOHA

緑溢れるガーデンシティを象徴するような、ラグジュアリー&サステナブルなリゾートホテル。2023年6月にオープンしたこのホテルは、美しい森に包み込まれるような都会のオアシス。

@Pan Pacific Orchard
@Pan Pacific Orchard

たっぷりの日差しが降り注ぐ壮観なガーデンに出迎えられるだけで心身の力みがふっと緩み、客室からも緑豊かな街並みを一望。近未来都市にいながら、優美な自然に癒される滞在が叶います。

@WOHA
@WOHA

オイスター&シャンパンバーや地中海料理など国際色豊かなレストラン、旅の疲れをリセットしてくれるラグジュアリースパも至福のひととき。施設はグリーンシティにふさわしく、脱炭素や環境にも配慮されています。

●やさしいポイント●
 
ガーデンシティでサステナブルステイを体感する
 
豊かな緑と近代建築の調和が心地いい、パン・パシフィック・オーチャード。施設はフォレスト、ビーチ、ガーデン、クラウドという4つの個性的なブロックで構成されながら、そのすべてが美しく融合するようすは自然界そのもの。脱炭素社会に向けて急速に進化するシンガポールで、再生可能なソーラーパネル技術や室内ろ過水システム、さらには食品廃棄物を再利用可能な水へと変換させるバイオダイジェスターの技術などあるゆるサステナブルな取り組みや自然との共存もコンセプトに掲げる先駆的なホテルです。
パンパシフィック・オーチャード・シンガポール Pan Pacific Orchard Singapore

食べる/伝統へのオマージュを込めたイノベーティブ・キュイジーヌ「ラビリンス」

@Singapore Tourism Board
@Singapore Tourism Board

伝統的なシンガポール料理をイノベーティブな創作料理に仕立て、ミシュラン一つ星を獲得した名店。食材は徹底して国内産にこだわって厳選し、料理はどれもシンガポールの伝統料理やローカルフードをオマージュしたもの。

@Singapore Tourism Board
@Singapore Tourism Board

たとえばシンガポールのソウルフード、海南鶏飯(チキンライス)やチリクラブも本質の味はそのままに、姿かたちは面影がないほど独創的にアレンジ。何をオマージュしているかわかるように、料理には写真入りのポストカードが添えられています。ディナー・ランチともおまかせコースが基本、シンガポールグルメの奥深さと、クリエイティブなフュージョン料理を贅沢に味わえます。

●やさしいポイント●

ローカルフードと食文化を楽しむ、地産地消に貢献

シンガポールの伝統と食の恵みに敬意を払いながら、ハイセンスな創作料理を提供するラビリンス。輸入食材に頼ることが多いシンガポールで、徹底して地産地消にこだわり、テーブルの上にはそれぞれの食材がどこで採れたか、一目でわかる国内生産地マップも置かれています。スタッフも丁寧に解説してくれて、シンガポールの恵みや食文化を知るほどに、料理の味わいや感動も深まるはず。
概要
ラビリンス Labyrinth

買う/シンガポール人にとってのソウルフード「カヤジャム」

@Singapore Tourism Board
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マレー語で「濃厚」を意味する「カヤ」という名前どおり、濃厚な甘みと香り豊かな味わいが人気のカヤジャム。シンガポールではカヤトーストが朝食やブランチの定番で、地元の人たちが愛してやまない伝統食。外国人観光客にもファンが多く、一度食べたら虜になると評判です。

@Singapore Tourism Board
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カヤジャムはココナッツミルクとヤシ砂糖、卵を煮詰めたあと、パンダンリーフで色と香りを添えて作られます。「東洋のバニラ」の別名を持つパンダンリーフは独特の甘い香りが特徴的。ココナッツミルクの風味と合わさったまろやかな甘みが、カヤジャムの美味しさを引き立てます。スーパーやカヤトースト専門店で種類は豊富に揃い、シンガポールの最高級ホテル「ラッフルズ・ホテル」のカヤジャムはお土産にも喜ばれています。

●やさしいポイント●

シンガポールの食文化を楽しむ
 
カヤジャムを使ったカヤトーストは、シンガポールの朝食やブランチ、ティータイムに欠かせないソウルフード。現地ではその食べ方も独特で、香ばしく焼き上げた薄めのトーストにカヤジャムをたっぷりと塗ったあと、薄切りバターを挟み込んで食べるのが伝統スタイル。さらに半熟の温泉卵を絡めて食べるのも定番です。シンガポールの旅ではぜひ、本場のカヤトースト文化も楽しんでみて。

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