多民族カルチャーにふれる!
エキゾチックタウンめぐり

多民族国家のシンガポールはエリアごとに特色があります。19世紀に入り、中継貿易の拠点として発展したシンガポールに、中国やインドなどさまざまな国から人々が移り住みました。膨らむ移住者の問題を解決するために、ラッフルズ卿が民族ごとの居住エリアを建設したことに始まります。小さな国ですが、まるでいろいろな国を旅した気分を味わえるのが魅力です。

2021.04.06

チャイナタウン

漢字で書かれた看板が並び、中国語が飛び交うパワフルで活気あふれるチャイナタウン。本場の中国料理を提供するレストランや屋台グルメが味わえる通りなど、伝統の食文化を楽しめる一方で、最近は創作料理のレストランやおしゃれなバーなども増えています。刺繍小物や中国茶などチャイナタウンらしいお土産の店もたくさんあります。

チャイナタウン Chinatown

リトルインディア

リトルインディアにはインド系の人々が多く、シンガポールの中でも特に異国情緒を感じられるエリアです。メインストリートのセラングーン・ロード沿いには、極彩色の精緻な彫刻が見事なヒンドゥー教寺院や、スパイスの香りが食欲をそそるインド料理レストラン、インド雑貨の店がずらりと並んでいます。

リトルインディア Little India

カンポングラム(ブギス)

19世紀にアラブ系、マレー系、ブギス系など、イスラム系移住者の居住区となったエリアがカンポングラムです。黄金に輝くドームが目印のサルタン・モスクはこの地域に暮らすイスラム教徒の祈りの場であり、コミュニティにもなっています。メインストリートのブッソーラ通りのレストランではアラブ料理を満喫できます。またブッソーラ通りと並行して走るハジレーンは洗練されたショップが集まるファッションストリートとして注目されています。

カンポングラム(ブギス) Kampong Gelam

カトン

シンガポール東部に位置するカトンはプラナカンのコミュニティがあったことで知られています。プラナカンとは15世紀以降、中国などから移住した人々と現地のマレー系の女性が結婚して生まれた子孫たちのことで、男性をババ、女性をニョニャと呼んでいました。

プラナカンの伝統家屋は、もとは中国からの建築様式ですが、窓や柱、タイルなど西洋建築の要素を取り入れ、華やかに装飾されており、クーンセンロードで見ることができます。パステルカラーがかわいい家並みは撮影スポットとしても人気です。

カトン Katong / Joo Chiat
シンガポール
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