シンガポールの歴史を知る!
シティでコロニアル建築めぐり

“近代シンガポール建国の父“と称されるトーマス・スタンフォード・ラッフルズ卿が1819年に上陸してから、政治・経済の中心として発展してきたシティ。シンガポール川河口を中心とするこのエリアには、イギリス統治時代の歴史的建造物が数多く残っているので、コロニアル建築を見ながらシンガポールの歴史を辿ることができます。

2021.03.31

ナショナル・ギャラリー・シンガポール

旧最高裁判所とシティホールだった、2つの歴史的建造物を改装した美術館。東南アジアの近現代の作品を8000点以上も収蔵しています。豊富なアートコレクションの鑑賞も楽しみですが、法廷など裁判所の面影が残る展示室やシティホールの会議場がそのまま残されているなど、建物自体にも注目です。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール National Gallery Singapore
1 Supreme Court Lane

ラッフルズホテル

国の歴史的建造物に指定されているシンガポールを代表する名門ホテル。建国の父、スタンフォード・ラッフルズ卿がホテル名の由来です。高い天井や南国風の広いベランダなど、ネオ・ルネッサンス様式の建築物は優雅な佇まいで、なかでも三層吹き抜けのロビーは、漆喰で仕上げられた装飾や木の階段など、気品にあふれています。

ラッフルズホテル Raffles Singapore

シンガポール国立博物館

1887年に設立されたシンガポール最古の博物館。開館当時に建造された旧館と現代的なデザインの新館を融合させた独創的な建築デザインが印象的です。旧館入り口にあるドームの天井に埋め込まれたステンドグラスも必見。

シンガポール国立博物館 National Museum of Singapore

プラナカン博物館

14~15世紀以降に中国などからマレー半島に移住した男性と現地女性との間に生まれた子孫は「プラナカン」と呼ばれています。この博物館では、家具やテキスタイル、ビーズ細工や刺繍など、多彩な収蔵品を展示し、プラナカンの伝統文化を紹介。かつて学校として利用されていたネオクラシカル様式の壮麗な外観も見逃せません。

プラナカン博物館 Peranakan Museum

セント・アンドリュース教会

1836年にラッフルズ卿の命を受けて建造されたシンガポール最古の英国教会。現在の英国ゴシック様式の教会は1863年に再建されたもの。白亜の外観はもちろん、そびえ立つ尖塔や礼拝堂のステンドグラスの窓、壮大な身廊が特徴です。

セント・アンドリュース教会 St Andrew's Cathedral
11 St Andrew's Road

アジア文明博物館

シンガポール川河口近くの左岸に立つ博物館。1854年に東インド会社の庁舎として建造されたもので、現在は美術品や工芸品などの展示を通して、アジア全域の歴史や文化を紹介しています。

アジア文明博物館 Asian Civilisations Museum

チャイムス

19世紀に建造された女子修道院の跡地を利用した複合施設で、話題のレストランやカフェ、ショップなどが集結。チャペルや回廊などが、建造当時のまま残されており、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。

チャイムス CHIJMES
30 Victoria Street, Singapore

フラトンホテル

建物は1928年に完成し、ホテルとして開業する前は、中央郵便局や貿易関連のオフィスなどが入居していました。ドーリア式の円柱やポーチなど、重厚感あふれる堂々とした外観が印象的です。館内に入ると、吹き抜けになったロビーは開放感たっぷりで、かつて郵便局があったことを物語るようにレトロなポストも置かれています。

フラトンホテル The Fullerton Hotel Singapore
シンガポール
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