歴史と風情あふれるリゾート地
ペナン島を楽しむ

古くは「東洋の真珠」と呼ばれ、18世紀以降はイギリスの貿易の拠点として重要な役割を果たしたペナン島。当時の面影が残るコロニアル調の建物が点在するジョージタウンや開放感あふれるビーチエリアなど、多彩な魅力が詰まったリゾートアイランドのおすすめスポットを紹介します。

2021.03.31

ジョージタウン

2008年に世界文化遺産に登録された歴史地区で、イギリス統治時代の影響を色濃く残すコロニアル建築をはじめ、中国寺院やモスクなど、さまざまな文化が融合した街並みを今もとどめています。ペナン観光の中心地でもあり、ご当地グルメを満喫しながら歴史散策を楽しめます。

ジョージタウン George Town
George Town, Penang

コーンウォリス要塞

1786年に東インド会社のフランシス・ライト提督がペナン島に初めて上陸した場所に築かれた要塞です。1805年に木造からレンガ造りになり、現在もレンガ組の一部が残されています。

コーンウォリス要塞 Fort Cornwallis
Jalan Tun Syed Sheh Barakbah, George Town, Penang

クー・コンシー

中国南部の福建省から移住したクー一族の霊廟で、火災で焼失したため1950年代に再建されました。豪華な装飾が施された屋根のほか、外壁や内装など中国の職人による精緻な彫刻は必見です。

クー・コンシー Leong San Tong Khoo Kongsi
18 Cannon Square, George Town, Penang

チョン・ファッ・ツェ・マンション

大富豪チョン氏が20世紀初頭に建造した豪邸で、外壁が青一色で塗られていることから「ブルーマンション」とも呼ばれています。2000年にはユネスコ文化遺産保全の最優秀プロジェクト賞を受賞するなど、建築的な価値が高い建物です。現在はホテルとして運営されているほか、ホテル部分以外の見学にはガイドツアーも実施されています。

チョン・ファッ・ツェ・マンション Cheong Fatt Tze Mansion
14 Leith Street, George Town, Penang

カピタン・クリン・モスク

1801年に創建されたインド系ムスリム寺院のカピタン・クリン・モスクは、1910年に現在のムーア様式に改装され、ブロンズ色のドームが特徴的です。「カピタン」とは地域のリーダーのことを意味しており、地域コミュニティのリーダーのような役割を担っていたといわれています。

カピタン・クリン・モスク Kapitan Keling Mosque
Jalan Masjid Kapitan Keling, George Town, Penang

スリ・マハ・マリアマン寺院

1833年に建造されたジョージタウン最古のヒンドゥー教寺院です。正面入口の塔は神々や動物のカラフルな彫刻で彩られており、ひと際目を引く華やかさ。寺院内部に安置された美しく装飾された女神像も見逃せません。

スリ・マハ・マリアマン寺院 Sri Maha Mariamman Temple
Lebuh Queen, George Town, Penang

ストリートアート

ジョージタウンの世界遺産地区には、壁画アートが9カ所に、アイアンアートが52カ所に点在しており、これらはすべてリトアニア出身のアーティストが手がけたもの。ペナンの日常や歴史をコミカルに表現したアートを探しながらの街歩きが人気です。

ストリートアート George Town Street Art

ビーチ

ペナン島のビーチは島の北部に集まっており、一番賑わっているのがバトゥ・フェリンギです。約2kmにわたって続くビーチ沿いにはリゾートホテルが立ち並び、昼間はパラセイリングやウインドサーフィンなどマリンスポーツを楽しめます。

ビーチ Batu Ferringhi
 Batu Ferringhi, Penang

ペナングルメ

ペナンは屋台街が充実していることから、グルメの宝庫として知られています。オイスターソースで米麺を炒めた「チャークイティオ」、エビだしが効いた汁そばの「ホッケンミー」、シーフードを使ったメニューなどが定番。クオリティの高いレストランも多く、ニョニャ料理もおすすめです。

ペナングルメ Penang Food
マレーシア
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