手仕事のぬくもりを感じる
おすすめカンボジア土産
カンボジアのお土産は自然の素材を用いた手工芸品が中心。アンコール朝からの伝統を生かしつつ、国内外のデザイナーによってモダンにアレンジされたお洒落なアイテムが見つかります。
クメールシルク
カンボジアを代表する伝統工芸品で、アンコール朝時代には王室御用達の織物工房があったといわれています。内戦により伝統の技は失われかけましたが、現在は各国の協力のもと、質の高い絹織物が生産されています。
クメールシルクは縦糸と横糸で模様を描く絹絣が主流で、女性用の巻きスカートなどが人気。ストールなどは現代のファッションにも気軽に取り入れられます。また、シルクを取り入れたポーチなどの雑貨もあります。
クロマー
カンボジアの伝統的な手織布。現地では日除け用に頭や首に巻いたり、手ぬぐいやタオルとして使ったり、腰巻にしたりとさまざま。安くて便利な万能布として生活のさまざまな場面で使われています。色も柄も種類が豊富でスカーフとして使ってもおしゃれ。コットン製が主流ですが、おしゃれ着用のシルク製もあります。
銀製品
カンボジアの銀製品は、かつて王族が宗教儀式のために専門技術者を育成し発展したもので、現在にもその技が継承されています。象や獅子など縁起のいい聖獣の置物や細かい文様を施した小物入れなどが、比較的リーズナブルに購入できます。アンコール遺跡のレリーフ文様を取り入れたアクセサリーなども人気です。
竹細工
農村部を中心に古くから作られてきた竹細工。籠やざるなどの日用雑貨をはじめ、農具や漁労具など生活の様々な場面で使われながら洗練を重ねてきました。最近はお洒落な小物入れやバッグなども作られ、旅行者に人気です。
木彫り
カンボジアの木彫芸術は、仏像を木材で作るようになったアンコール王朝時代に本格的に始まり、その後は建物の窓枠や屋根といった装飾に用いられるようになって発展したといわれています。こうした技術を活かしたさまざまなウッディな雑貨もまた、カンボジア土産の定番のひとつとなっています。
イ草グッズ
畳の原料でもあるイ草は水に強く丈夫なのが特徴。このイ草を用いたサンダルやバッグがシェムリアップ郊外の農村で作られており、カラフルでお洒落なデザインが人気を集めています。
カンボジア・ペッパー
かつて西洋各国がこぞって求めたというカンボジア・ペッパー。東南アジア全域で古くから生産されている胡椒のことですが、カンボジアのものはしっかりとスパイシーな味わいを持ちつつ、フルーティーな香りが特徴といわれています。南部の町、カンポットなどが有名産地です。