現地に行ったら飲んでみたい!!
カンボジアで見つけたローカルドリンク

熱帯モンスーン気候で、1年を通して気温も高く、日差しの強いカンボジアでは町を歩いていると汗だくになることも。そんな時に、すぐに楽しめるのが地元の人々が飲むローカルドリンク。人通りの多い道沿いには沢山の屋台が軒を連ねます。言葉が通じなくてもジェスチャーで注文し、ドリンクを待っている間に、売り子さんと交流できるのも旅の醍醐味。のどの渇きを覚えたらドリンク屋台に立ち寄ってお気に入りの一杯をさがしてみませんか。外国人にも飲みやすいローカルドリンクを紹介します。

2022.01.11

サトウキビジュース (タック オンパウ)

カンボジアでの散策中に、バイクや車で、竹のようなものを運んでいる光景を見ることがあるかもしれません。実はそれはあまーいサトウキビ。サトウキビから果汁をしぼりとり、ライムと一緒にミックスするのがおいしさの秘密です。氷がたっぷり入ったカップに注がれた100%サトウキビジュースは、ビタミンB群やミネラルが豊富で疲れたときに元気になる一杯です。

路肩や市場の近くの移動式屋台で、一杯1000リエル(30円程度)で販売されています。

 

豆乳(大豆の豆乳:タック ソンダエク ソー/緑豆の豆乳:タック ソンダエク キエウ)

市場などで売られている豆を原料とした飲み物。味は店舗により2種類程あり、大豆だけではなく「もやし」の種でもある緑豆を使った豆乳も人気があります。色が白いのが大豆を使用した一般的な豆乳で、砂糖抜きや常温で楽しむ人もいます。黄緑色のものが緑豆で濃厚なのどごしです。豆にはたんぱく質や鉄分も含まれるので朝の一杯の心強い味方として、地元の人々にも人気があります。オレンジ色のカボチャジュースやアロエベラジュースと一緒に販売されていることが多く、一杯1000~2000リエル(30~60円程度)で販売されています。

ミルクコーヒー(カフェー タック ドッホコー タッコー)

甘い香りのするコーヒーにたっぷりのコンデンスミルクを入れるのがカンボジア流です。屋台やローカル食堂でカフェー(コーヒー)と注文すれば、砂糖たっぷりの甘いミルクコーヒーが出てきます。食堂では下にコンデンスミルクが沈殿したグラスが出てくることもあり、自分でかき混ぜてミルクコーヒーを完成させれば、食後のデザートのような味が楽しめます。カンボジアでも栽培されているコーヒー豆(主にロブスタ種)は、スーパーやお土産物店でも販売されているので気に入ったら、友人へのお土産としてもいいかも。一杯1500~4000リエル(40~120円程度)で販売されています。

紅茶(ミルクティー:タエ クロホーム タック ドッホコー タッコー/レモンティー:タエ クロホーム クロイチュマー タッコー)

テイクアウト専門のスタンドで販売されています。煮出した作り置きの真っ赤な紅茶を使用します。紅茶をホットで飲む習慣はなくアイスが主流です。ピンクのミルクティーの味は日本のものともインドのチャイとも違い独特ですが、一度試すと病みつきになることは間違いありません。お店にもよりますが、パウダーミルク、コンデンスミルク、無糖のミルクなど2~3種類のミルクが使用されます。レモンティーは正確にはライムティーとなり、その場で絞った小ぶりの新鮮なライムをたくさん入れてくれるため風邪気味やお肌の調子が悪いときにもおすすめです。一杯1500~4000リエル(40~120円程度)で販売されています。

フルーツシェイク(タック プラエ チュー クロロック)

夕方から活動的になるシェイクの屋台。南国フルーツたっぷりのシェイクはビタミンもミネラルも豊富です。ローカル屋台以外にもレストランでも販売されています。

おすすめはパッションフルーツの入りのシェイクです。甘酸っぱさに観光や街歩きの疲れが吹き飛びそうです。シェイクは1種類のみも複数種類のミックスも注文可能です。フルーツやメニューを指さしながら自分だけのシェイクをオーダーしてみませんか。一杯2000~4000リエル(60~120円程度)で販売されています。

バジルシードドリンク(タック クロップ チー)

バジルの種を水につけると種の周りがふわふわになります。カエルの卵のようですが、種自体に味や香りはなく、ゼリー状の舌触りで噛むと独特の食感が楽しめます。昔から飲まれている健康に良いとされる飲料で、カンボジアでは特に妊娠中に飲むと良いと言われています。現在はスーパーでも販売されているので旅行者でも気軽に購入できます。バジルの種は食物繊維が豊富なことに加え、須脂肪酸のひとつであるαリノレン酸やビタミン、ミネラルが多く含まれているのでスーパーフードとも呼ばれています。一杯2000リエル(60円程度)で販売されています。

 

カラフルドリンク(タック セロー クロイチュマー タッコー)

ドリンク屋台でかき氷のシロップのような瓶を見かけることがあるかもしれません。このシロップがカラフルドリンクの素。赤、青、紫、緑、黄色と彩りの鮮やかさに目を奪われるカラフルなドリンクはシロップ、砂糖、ライムをお湯で割ってよくかき混ぜてから氷の入ったカップに注いで出来上がります。レモネードのように甘酸っぱく爽やかなドリンクです。ドリンク屋台ではカラフルドリンク以外にもソフトドリンクや栄養ドリンクも販売されています。一杯2000~3000リエル(60~80円程度)で販売されています。

 

 

 

 

文・写真 : クロマーツアーズ

カンボジア
BACK TO TOP