動物好きは必見!
自然豊かなブルネイで見られる 希少な野生動物たち

国土の約7割が豊かな自然で覆われるブルネイでは、さまざまな野生動物を見ることができます。ボルネオ島の固有種であるテングザルや日本ではなかなか見る機会のない大きなミズオオトカゲといった動物たちを、身近に見ることができます。今回は、そんな珍しいブルネイの動物たちと、動物観察に最適のスポットをご紹介します。

2022.10.28

どんなところで見られる?

ブルネイで野生動物を探すならマングローブがおすすめです。首都バンダル・スリ・ブガワンからスピードボートを20分ほど走らせると、川の両側にマングローブが広がってきます。どこまでも続くマングローブの中から野生動物を探すのは大変そうと思われるかもしれませんが、地元のボートマンたちの多くは観察スポットを把握しています。

ボートに乗船する際に、マングローブで動物を見たいと事前にリクエストをすると良いでしょう。

ワニ

写真:©︎Freme Travel Services
写真:©︎Freme Travel Services

マングローブでよく見ることができるのがワニです。マングローブエリアの川は、淡水と海水が混ざった汽水のため1日に満潮と干潮の時間があります。干潮時にマングローブの根元が顔を出すのと合わせて、日向ぼっこをしているワニを見られることもあります。

体長は2m近くの大きなワニもいて、なかなかの迫力ですよ。

 

テングザル

写真:©︎Freme Travel Services
写真:©︎Freme Travel Services

ボルネオ島の固有種、テングザルはマングローブの葉を主食とするため、マングローブエリア以外で見られることはほとんどありません。鼻が長いことからテングザルと名付けられました。実際に鼻が大きくて長いのはオスのみで、長いほどハンサムとされメス猿からモテると言われています。

10年ほど前(2012年ごろ)までは、多くの群れをなしているところを間近で見ることができましたが、見学にくる観光客の増加や森林伐採などから住みかを移動してしまい、現在は近距離で見ることが難しくなってきています。テングザルは非常に臆病な性格で大きな音などですぐに逃げてしまうので、静かに距離をあけて見学しましょう。

ミズオオトカゲ

東南アジアでよく見るオオトカゲです。こちらもワニと同様、大きなものは全長2.5mほどです。マングローブだけでなく、家の軒先や半屋外のレストランなどで餌を待っていたりと、さまざまなところで見かけることができます。威嚇してくることはありませんが、距離をとって見学すると良いでしょう。

 

カワウソ

写真:©︎Freme Travel Services
写真:©︎Freme Travel Services

最後にご紹介するのは日本の動物園でも人気のカワウソです。マングローブエリアに生息をしていますが、見られるのは非常に稀です。5~6頭で群れをなし、ぴょんぴょんと浅瀬を走る姿はとても可愛らしいです。

 

 

 

今回ご紹介した野生動物は、ブルネイで見られる生き物のほんの一部。豊かな自然の中で生きる動物たちに会いに、ぜひ訪れてみてください。

 

文・記載以外の画像: 株式会社ワールドコンパス 亀井沙織
トップ画像: ©︎Freme Travel Services

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