絶対に外せない!
本場のシンガポール料理

東南アジアや中国、インドなど、移住者たちがもたらした食文化の影響を受けながら、独自の発展を遂げたシンガポール料理。ピリ辛な味付けからマイルドな味わいのものまで、バラエティに富んだ料理が楽しめるのが魅力です。

2021.03.31

海南チキンライス

茹でた鶏肉と、鶏スープで炊いたご飯がセットになった名物料理で、中国・海南島からの移住者が広めたといわれています。ショウガ、チリ、黒醤油の三種のソースと共にサーブされるチキンをご飯にのせ、好みのソースと一緒に豪快に味わいます。ボイルした鶏肉が定番ですが、香ばしいローストチキンを選べる店もあります。

海南チキンライス Hainanese Chicken Rice

チリクラブ

マッドクラブ(スリランカクラブ)を丸ごと茹でて、ピリ辛のチリソースとからめたシンガポールを代表するカニ料理。チリソースには、卵が入っていたり、オレンジジュースをブレンドしたり、店ごとに味わいの特徴があります。一緒に揚げパンもオーダーして、チリソースにつけて食べるのが地元流です。

チリクラブ Chilli Crab

ラクサ

ココナッツミルク風味のスパイシーなスープに米粉の麺が入ったマレー系の麺料理。エビや貝類、フィッシュボールなどが定番の具材です。シンガポールのなかでも、カトンのラクサは麺が3~4cmほどと短いので、箸ではなくレンゲを使って食べます。

ラクサ Laksa

ホッケンミー

福建省出身の華僑が広めたシンガポール風焼きそば。エビのうま味たっぷりのスープに小麦麺と米麺のミックスを合わせたシンプルな一品です。お好みでサンバルチリとライムの絞り汁を加えて味わいます。

ホッケンミー Hokkien Mee

プラナカン料理(ニョニャ料理)

中国系のチリやスパイス、ハーブなどと、マレー系のココナッツミルクやナッツを使い、シンガポールの食材を合わせて作られた料理のこと。辛みが強いものや、濃厚な煮込み料理などバラエティ豊かで、アヤム・ブラ・クルアック(チキンのスパイス煮込み)、ウダン・ニョニャ(プラナカン風エビチリ)などが定番です。

(※)プラナカン…14~15世紀以降に中国などからマレー半島に移住した男性と現地女性との間に生まれた子孫のこと。

プラナカン料理(ニョニャ料理) Peranakan Cuisine

スチームボート

日本のしゃぶしゃぶに似たシンガポール風鍋料理。スープで肉や魚、野菜やキノコ類、練り物などの具材を煮て、特製タレで味わいます。スープは魚介スープや鶏ガラベースのもの、タイ風の辛いトムヤムスープなど、店によってスタイルはさまざま。醤油やニンニク、唐辛子などをブレンドして自分で作るタレが味の決め手になります。

スチームボート Steamboat

バクテー

骨付き豚肉を煮込んだスープで、朝食の定番メニュー。漢方入りの福建風と黒コショウ味の潮州風があり、ご飯や揚げパンと一緒に提供されます。かつて中国からの移住者がお茶の代わりにしていたのが始まりといわれ、漢字で「肉骨茶」と書かれた看板を見かけることもあります。

バクテー Bak Kut The

ホーカーズ

ローカルフードを提供する屋台が集まる場所がホーカーズ。ここでは、チキンライスやラクサ、ホッケンミーなど定番の名物料理から、おかゆや点心、ビリヤニ、サテなど、中国系、インド系、マレー系まで、あらゆる料理をリーズナブルに味わえます。

代表的なホーカーズには「マックスウェル・フードセンター」「ラオパサ・フェスティバル・マーケット」などがあります。

マックスウェル・フードセンター Maxwell Food Centre
Maxwell Road
ラオパサ・フェスティバル・マーケット Lau Pa Sat Festival Market
18 Raffles Quay

ハイティー

イギリス統治時代の影響を受け、シンガポールでは午後に紅茶とお菓子を楽しむアフタヌーンティーの習慣が根付いています。アフタヌーンティーより遅い時間から始まるのがハイティーと呼ばれ、シンガポールでは、紅茶やスコーン、サンドイッチ、ケーキのほかに、プラナカン料理などの食事メニューをビュッフェ形式で味わうスタイルが定番です。高級ホテルで優雅に楽しむことができます。

ハイティー High Tea
シンガポール
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