楽園リゾート、セブ島周辺で体験したい
大自然アクティビティ
フィリピン観光で人気のセブは、ショッピングモールやホテルが立つ都会的なセブ・シティとマクタン島に代表されるリゾートエリアの2つに分けられます。島は一年を通して温暖な気候で水温も高いため、年中ベストシーズン。シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティをはじめ、小さな島々を巡るアイランドホッピングなど、楽しみ方はさまざまです。
マクタン島
セブ島本島の東にあるマクタン島はフィリピン随一のリゾートアイランド。エメラルドグリーンの海を目の前に白砂のロングビーチが続き、マリンアクティビティを楽しむ観光客で年中にぎわっています。マクタン島発着のアイランドホッピングも充実しており、周辺のナルスアン島などを巡るツアーも人気です。
文化面では、マクタン島はギターやウクレレなど楽器の生産が世界的にも有名。楽器の工房見学やショッピング、オリジナルのウクレレ作りなど、旅の思い出になる体験もおすすめです。島内にはセブ本島への玄関口である「マクタン・セブ国際空港」があり、日本からの直通便も運航しています。セブ本島とは「マクタン・マンダウエ橋」と「マルセロ・フェルナン橋」、「セブ・コルドバ連絡高速道路」の計3本の橋でつながっています。
オスロブ
オスロブはセブ本島の南端に位置する、のどかな漁村。世界最大の魚、ジンベエザメとの遭遇率が99%以上といわれる、世界で唯一ジンベエザメの餌付けに成功した村として注目を集めています。ジンベエザメが大きな口を開けて餌を食べる様子は、自然の中ではなかなか見ることのできない貴重な光景。シュノーケリングやダイビングをしながらジンベエザメと一緒に泳ぐツアーも人気です。
オスロブでジンベエザメの餌付けに成功した理由は諸説あります。オスロブの海はプランクトンが発生しやすい水質で、元からジンベエザメが集まりやすいスポットでした。ジンベエザメによって仕掛け網が破かれたりと、漁への被害に困った漁師たちが、毎朝決まった時間帯に餌を撒くことでジンベエザメの活動エリアをコントロールしたことがきっかけだといわれています。結果として、漁業への被害が緩和、ジンベエザメウォッチングという観光地化としての二重の効果を生み出しました。
カワサンの滝
セブ島南部に位置するカワサンの滝は、セブ最大の滝つぼといわれており、乳白色×ブルーの水面がとても幻想的です。足がすくむような崖上の高さから滝つぼに向かって飛び込むキャニオニングは、一生に一度はやってみたいスリリングな体験。まるで天然のウォータースライダーのような、滝に身を任せて滑るスポットもあります。周辺の売店ではライフジャケットやシューズなどのレンタルも可能で、ローカル感満載のお土産店やひと休みできる休憩処もあります。入口から滝つぼまでは長く続く坂を上る必要があるので、歩きやすい靴を持参しましょう。途中、険しい道もあるので個人で行くのは危険。行き慣れた現地のツアーガイドの同行がおすすめです。オスロブから車で約2時間程度の距離にあるので、オスロブとセットで観光も楽しめます。
さらに離島へ
セブ島周辺の離島で人気なのがナルスアン島やスミロン島。セブ本島から車で3~4時間で行けるスミロン島周辺は海洋保護区に指定されていて、シュノーケリングではサンゴ礁やカラフルな熱帯魚の群れに出合えるスポットが満載です。同じく周辺が保護区に指定されているナルスアン島は、10分程度で一周できる小さな島。島唯一のリゾートホテルである「ナルスアン アイランド リゾート」があり、島の原風景を味わいながらも南国リゾート気分が楽しめます。