ASEANへのやさしい旅50 
ータイ編ー

ASEANへのやさしい旅 50 について

 

日本ASEAN友好協力50周年を記念して、 ASEANへのやさしい旅 50のアイデアをご提案します。政府観光局のご協力をもとに、東南アジアの「やさしい」コンテンツを、「知る・感じる」「遊ぶ」「泊まる」「食べる」「買う」などのカテゴリーに分けてまとめました。ASEANの魅力を新たな視点で発掘してください。

 

2024.02.05

知る・感じる/下界の大自然を見守る黄金のブッダに出合う「ワット・タムスア」

タイ国政府観光庁
タイ国政府観光庁

マレー半島の中ほど、アンダマン海に面したタイ南部の秘境クラビは、自然との共存を第一に考えられたビーチリゾート。そんなクラビで最大規模を誇る仏教寺院として、また絶景スポットとして人気のタムスア寺。1970年代まで野生のトラが目撃されていたことから「タイガーケイブテンプル(虎の洞窟寺院)」とも呼ばれ、仏像とともにトラの像が敷地内のいたるところに、印象深く佇んでいます。

@タイ国政府観光庁
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1237段の石段を登って山頂に到着すると、「ブッダの足跡」と呼ばれる史跡を見ることができ、最大の見どころは山頂に鎮座する黄金色のブッダ像と、雄大な自然を見渡せるクラビの絶景。感動必至の大パノラマが広がっています。

●やさしいポイント●

タイの歴史と文化、絶景に触れる
 
国民のほとんどが上座部仏教を信仰しているタイでは、人々はいつでも笑みを湛え、「微笑みの国」とも称されます。寺院はそんなタイの人々にとっても心の拠り所。タムスア寺が佇む山頂も俗世界から隔離されたような、静かで神聖な空気が流れています。その中央には下界を見守るかのように、巨大な黄金のブッダが鎮座。その周りには黄金の仏塔や小さな仏像、5本首の邪神ナーガなども祭られています。
ワット・タムスア Wat Tham Sua

遊ぶ/あるがままの自然に心身を委ね、「クラビ」で極上の癒しと感動を

@タイ国政府観光庁
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タイのなかでもひときわ麗しいエメラルドブルーの海と、切り立つ石灰岩の迫力に心奪われるクラビは、癒しのシークレットビーチからダイナミックな景観まで、趣の異なる絶景スポットが点在しています。お気に入りのビーチでのんびり過ごすもよし、シュノーケリングやダイビング、カヌーやシーカヤックといったマリンスポーツも至福のひととき。
@タイ国政府観光庁
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断崖や鍾乳洞など地形の複雑さから、ロッククライミングの聖地としても有名です。沖合には130以上の島々があり、アイランドホッピングを楽しむのもクラビの醍醐味。
@タイ国政府観光庁
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アンダマン海の秘島ピピ諸島、国立公園のランタ島、ビーチの美しさがクラビ随一といわれるポダ島、干潮時に幻の砂浜(タイ語でタレー・ウェーク)が現れるチキン島&タップ島など、個性豊かなクラビの島巡りは何度体験しても深い感動に包まれます。
 

●やさしいポイント●

秘境を楽しむ、海洋保護のエコツーリズムに触れる
 
クラビ本土の海沿いを縁取るビーチは、複雑に入り組んだ地形と鬱蒼としたジャングルに覆われているため陸路では辿り着けず、海からしかアクセスできないビーチも少なくありません。そのおかげでありのままの自然が静寂に包まれ、神秘的に佇んでいます。また、クラビでは環境保護の観点からジェットスキーなどのモーターを使用するウォータースポーツが禁じられ、ビーチや島々では一定期間の閉鎖を重ねることで環境回復・保全にも取り組むエリア。訪れる観光客が急増しているなか、プラスチック廃棄の禁止、海洋保護ルールなどを普及させ、持続可能な観光開発に努めています。

泊まる/荘厳な地形美と、豊かな森や海に抱かれる「ラヤバディ」

@タイ国政府観光庁
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プラナン半島の海洋国立公園が広がる片隅に、緑豊かなジャングルと雄大なアンダマン海に包まれて佇む贅沢な隠れ家リゾート。ここはクラビ本土で別格の美しさを誇るライレイビーチとプラナンビーチを含む3つのビーチに囲まれ、至高の癒しとくつろぎ空間が旅人を出迎えます。

@タイ国政府観光庁
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プラナンビーチといえば、「プリンセス・ケーブ」という神秘的な鍾乳洞も有名な場所。リゾートはそんな自然のサンクチュアリと優雅に調和し、客室はゆったりと過ごせるパヴィリオンタイプ。

@タイ国政府観光庁
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自然の造形美に圧倒される洞窟レストラン「グロット」では絶品シーフードを頬張ったり、ロマンチックなサンセットに包まれるひとときも。非日常に浸りながら、贅沢なバカンスを堪能できます。

●やさしいポイント●

クラビ屈指の自然美とエコリゾートに癒される
 
風景に溶け込み、自然に寄り添うように佇むラヤバディはさまざまな環境保護プログラムに取り組んでいます。リゾートは1本の木も切らずに建設され、ここに暮らす多種多様な動植物と共存するために、自然環境に悪影響を及ぼすものの削減、持続的な水の管理、廃棄物の管理、エネルギー効率などに配慮。定期的にビーチクリーンやマングローブ植林、海洋生物保全活動も行っています。
ラヤバディ Rayavadee

食べる/「ルアンマイ・クラビ」で、心も身体も喜ぶ南部タイ料理を堪能

@タイ国政府観光庁
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本格的な南部タイ料理を楽しめる名店。クラビを訪れたらリピートしたくなるほど、料理の美味しさと雰囲気が評判のレストランです。

@タイ国政府観光庁
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閑静な裏通り、緑生い茂るトロピカルガーデンに佇む茅葺き屋根の建物。木々に囲まれた店内は開放的で、昼間は南国のローカルな雰囲気に、夜はやわらかい灯りに包まれてゆったりと。料理は豊かな海の幸や地元食材、自家菜園で採れた有機野菜やハーブがふんだんに使われ、心も身体も喜ぶ食事を堪能できます。南部料理はタイ一の辛さも特徴ですが、ゲストの希望によってマイルドにアレンジしてくれるホスピタリティも、老舗人気店の理由です。

●やさしいポイント●

郷土料理、地産地消、ファーム・トゥ・テーブルを楽しむ
 
タイにはバンコクを中心としたタイ中部、タイ南部、タイ北部、タイ東北部のイサーンという4つの郷土料理があります。なかでも南部タイ料理は刺激的な辛さが特徴で、辛さの中にある酸味と甘みのバランスがくせになる美味しさ。贅沢な海の幸と南部野菜(サトー豆、バイリヤンなど)を組み合わせたメニューも魅力です。ルアンマイはほとんどの食材が地元産。自家菜園で育てた有機野菜とハーブもファーム・トゥ・テーブルで仕立ててくれます。
ルアンマイ・クラビ Ruen Mai Krabi

買う/土地ならではの伝統と魅力が詰まった、政府公認の特産品「オートップ」

@タイ国政府観光庁
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OTOP(オートップ)は、その土地ならではの伝統や職人の技が光る特産品の中から、安心安全・高品質な名品をタイ政府が認定している一村一品運動です。

OTOPのステッカーが目印で観光客にも選びやすく、旅の思い出に、お土産にもオススメです。クラビの代表的なOTOPは、「ナムプリック・クンシアップ」というエビ味噌ベースに干しエビを入れたスパイシーなディップや、「タオソー(Taosor)」という南部ならではのローカルなお菓子が地元の人気商品。クラビタウンの外れにある「Jee Or(ジーオー)や「シークラビ」」といった地元のショップ、空港などで購入できます。

●やさしいポイント●
 
地元職人の技術・素材・文化に触れる
 
“One Tambon One Product in Thailand”の略であるOTOP。これはタイ全土に7000近くある行政村(Tambon)の特産品を審査し、タイ政府認定のOTOP製品として販売する地方創生プロジェクトです。もともと製品化されていたものを品質管理し、厳しい審査基準をクリアしたものを認定。職人の技、その土地ならではの素材、その地の気候や風土が渾然一体となって生み出された名品をぜひ手に取ってみて。
オートップ OTOP 

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