フィリピンの世界遺産

フィリピンのバロック様式教会
文化遺産

サンアグスチン教会内部

16世紀後半、当時フィリピンを統治していたスペインにより建設されたマニラ、サンタマリア、パオアイ、ミアガオにある教会はヨーロッパのバロック様式に中国・フィリピンの様式が混ざった、非常にユニークなものです。また、地震や台風の多いフィリピンの風土を考慮し、重厚な石造りとなっています。

サンアグスチン教会
サンタマリア教会

トゥバタハ岩礁自然公園
自然遺産

広大な面積を誇る公園には、ノース・リーフとサウス・リーフと呼ばれるリーフ(礁)があり、環礁には様々な海洋生物が生息します。100メートルにもおよぶドロップオフ、珊瑚で出来た島や、種々の鳥類やウミガメが生息する島、ラグーンなど手付かずの珊瑚礁が見られる素晴らしいスポットです。

フィリピン・コルディレラの棚田
文化遺産

ルソン島北部山岳地帯に暮らすイフガオ族は2000年もの間、山の斜面に棚田を作ってきました。イフガオ族特有の神聖な伝統や、独特の社会構成は代々受け継がれ、その結果、人間と自然の調和の象徴かのような、美しい棚田が今日に残されました。

写真提供:フィリピン政府観光省

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
自然遺産

素晴らしい石灰石のカルスト地形と、洞窟の中を流れる地底川が特徴です。川は海の潮の影響で深さが変わる他、一帯には種々の生物が生息しています。また、海、山両方の自然環境を擁し、貴重な森林地帯も含みます。

ビガン歴史地区
文化遺産

16世紀に造られた町ビガンは、アジアで最もよい状態で保存されている、計画的に造られたスペイン風町並みです。フィリピン、中国、ヨーロッパの影響が見受けられる町並みは、アジアでも類を見ない独特なものです。

ハミギタン山岳地帯野生生物保護区
自然遺産

多様な生物が生息するミンダナオ島東部の東南地域にある、パジュダ半島に沿って南北に山頂が広がるミンダナオ山岳は海面からの標高が75メートルから1637メートルの間にあり、絶滅危惧種を含む多数の動植物が生息しています。この敷地内には、標高によって様々な異なる陸生と水生の両動植物が存在し、そのなかにはハミギタン山固有種の8種や絶滅に瀕する野生動植物が含まれます。絶滅危機にある木や植物、象徴的なフィリピン鷲やコカトゥーと呼ばれる鳥も生息します。

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